2012年07月08日

〈イベント情報〉7/14(土) ジュンク堂書店池袋本店トークセッション


 ジュンク堂書店池袋本店さんが催すトークセッションに、『書物の日米関係』の和田先生とともに登壇します。

ジュンク堂書店池袋本店トークセッション
和田敦彦×江上敏哲「国境を越えた知の流通 過去・現在・未来 ―海外の日本図書館から考える」
日時: 2012年7月14日(土) 19:30〜
場所: ジュンク堂書店池袋本店
URL: http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20120714ikebukuro_talk

※定員40名だそうです。予約について↓こちらをご確認ください。
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html
※おいでいただける方は @egamiday にtweetしていただけると、喜びます。

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2012年07月06日

〈feedback〉Q.日本研究をサポートする組織があるかどうかを調べるには

Q.
 海外の大学に出張などで行ったときに、そこに日本研究をサポートする組織があるかどうかを調べるにはどうしたらいい?(T・Kbさん)

A.
 本書”附録章”の「パスファインダー」をお使いください。そういったことを調べるためのレファレンスツールなどについていくつか説明しています。

 特別なツールを使わなくても、例えばその大学・図書館のwebサイトで「Oriental」「East Asia」などの言葉を使った学部・機構・部署がないかを調べてみるといいと思います。ただ、東洋・東アジアというようなくくりばかりでなはく、極東とか、アフリカ・イスラム・アジアというくくりだとか、「外国語・外国文学」とか「非西洋」とか「ラテン文字じゃない non-Latin」とか「地域研究 area study」とか「国際 international」とか「文明 civilization」とかいろんな言葉づかいがされるので、探すのしんどいちゃしんどいんですけど、しんどいっつっても数クリックしにいくだけだし、そういう部局があるところはたいてい英語ページちゃんとしてくれてたりするので、がんばればなんとかなると思います。

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2012年07月03日

〈feedback〉Q.事例紹介ではなぜその国・図書館を選んだ? マイナス面への言及は?

 勉強会やtwitterなどでいただいた〈feedback〉の中でも、質問にあたるものは、できる範囲で↓こんなふうに自分なりにお答えしてみようと思っています。

 いきなりですが、↓この話はこうやって書いちゃっていいものかどうかちょっと迷いますね・・・(笑)。

Q.
 第2章・事例紹介でとりあげられている図書館は、それぞれどのような理由で選んだ? 例えば、優れた例やうまくいっている例だけを紹介するのではなく、悩みや問題点は挙げられないか? (Y・Oさん)

A.
 選び方は、正直なところ、執筆時での調べやすさ、書きやすさといったものに左右されました。それは否定できません。
 まず、北米・ヨーロッパ・アジアから1国づつ、ということを決めて、日本研究がもっとも盛んで蔵書も多いアメリカからは2例くらいは詳細に紹介しよう、と考えました。アメリカの事例については、執筆時(2011年)にあらためて最新の状態を取材しに行く必要があったので、それまでまだ行ったことがなくて、前々から行きたかったところ、知人がいるところ、そしてできれば事情に差が出るよう、東海岸と西海岸でひとつづつ、規模も同程度ではないようなところを選びました。
 ヨーロッパでは、執筆の前年(2010年)にフランスの各図書館を訪問して報告論文を1本発表していたので、あらためて取材する必要がないということで、そのまま採用しました。また、アジアからどこか1例は必要と思っていたのですが、期限間近でほとんど時間がなかったので、あまり大きくなくて全体の概観がしやすく、その中でも1都市を訪問すれば取材できるくらいの規模のところで、しかも短期間(2泊3日程度)で旅行しやすく、文献を集めやすく、理解できなくてもある程度は読める、という意味で、繁体字の台湾を選びました。その中から、急いでメールを出してスムーズに返事をいただけたところに行った、というのが事情です。

 もちろん、取材の中で問題点やマイナス面についても少なからず知ることになりました。ただ、それをそのまま問題である、マイナスであるというふうに率直に書くことは、お世話になった相手のあることでもあり、なかなか難しいというのが正直なところです。それは本書の執筆に限ったことではなく、日常的なブログやtwitterやその他報告記事での言及の際も、また、かつてわたしがハーバード大学の長期滞在研修の際に報告のブログを書いていたときにも、常々感じている(いた)ことです。(参照:HVU大反省大会--と、日記には書いておこう。: HVUday http://hvuday.seesaa.net/article/106483691.html

 そして、どうしてもそれをそのまま率直に有り体に書かなければ、本書の目的はまっとうできないか、と言うと、それもまたちがうんじゃないかと思うんです。

 第2章の訪問先に限らず、いろいろなところでうかがった問題点やマイナス面については、固有名詞を出さず、こんなことをきいたこともありました、のような曖昧な書き方で紹介したりしています。それはもちろん正確さに欠ける出し方ですし、それによって失うものも何かしらあるでしょう。が、本書の目的から言えば、情報そのものよりも、その経緯や背景にあるもの、それぞれの立場の人びとの思いについて、読む方に理解し考えていただくことこそが重要だと思います。という考えから、曖昧なところがあるにもせよ、問題の所在やその周辺について理解できるような書き方、が、できてれば、いいなあ、と。
 もちろんわたし自身もそれがまったくおかしくないとは思いませんし、迷うところです。ただどっちにしろ、そう書いた責任はわたしにある、ということで。

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2012年07月01日

〈feedback〉「読まなくても・・・」@ku-librarians #kul149 でいただいた感想・コメント

 
 2012.6.22京大勉強会(ku-librarians)で、『本棚の中のニッポン』に対してお寄せいただいた感想・コメントのいくつかをご紹介します。


・海外の本がどのように日本に来るのかを考えたことはあったが、その逆の視点を持ったことはなく、視点の転換が新鮮だった。
・日本でも購入方法が限られている自治体や機関がある。大学もそのひとつだと思うので、大学も変わってほしい。(A・Sさん)
・自分が相手をする留学生利用者は日本語ができることが多い。それが当然と思わないようにしたい。(A・Sさん)
・これまで漠然としていた、海外からのILL申込者の求めているものが何かについて、参考になった。どんな点がハードルと認識されるか、意識していきたい。
・日本のe-resourceには、日本国内でもコンソーシアム契約不可のものがあり、根本的なものであるとあらためて実感した。
・日本のe-resourceの少なさは、ILL業務を通じて実感している。資料入手がより困難な海外に向けてのe-resourceなどによる情報発信の大切さを再認識した。
・本書後半以降の、日本の図書館と海外の図書館がいかにして連携していくか、ということがこの本で伝えたかったことではないかと思う。(Y・Iさん)
・参考文献の「解題」がすごくありがたい。


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2012年06月28日

〈イベント報告〉第13回関西文脈の会 #関西文脈13

 
 去る6/24、こちらは関西文脈の会の第13回にて、『本棚の中のニッポン』合評会を行なってくださいました。

●関西文脈の会による当日の記録
 第13回勉強会(2012年6月24日)報告
 http://toshokanshi-w.blogspot.jp/2012/06/132012624.html
●当日中継のTogetter
 http://togetter.com/li/326580
 http://togetter.com/li/326871

 この日は、実に楽しみな、待ちに待ってたイベントでした。
 だって、なによりもまず、あたし何も準備してかなくていい!!(笑)
 
 もちろんそれだけでなく、いつもたくさんのことを教えてくださる、自分にとっては(年齢関係なく)大先輩ばかりが集まる猛者のグループの人たちから、本書へのコメントをいただける、という機会ですから楽しみにならないわけがない。楽しみがとまらない、消せやしない。

 それに、本会で発表、すなわち代表で評をくださるおふたりというのが、当ブログでもかつてご紹介した(どんな読み手を想定しながら書いたか、という話 http://jbsblog.seesaa.net/article/271485660.html)、想定読者の代表おふたりでした。指名しました(笑)。
 この1年半というもの、バーチャルではずっとこのふたりと一緒でしたし、何度もこのふたりから叱られ、叩かれながら書いてました、バーチャルで。そのふたりから、いよいよリアルで反応がくるわけですから、楽しみがとまらないに決まってるじゃないですか。

 しかも当日は22人もの参加をいただいて、いつもお世話になっている、いつも勉強させていただいている猛者のみなさま、ばかりでなく、いやこの会の存在も知らなかったけど本書を読んで下さってこのイベントに興味を持った、というような方もいらっしゃってて、本当にありがとうございました。m(_ _)m

 というわけで、美女のがっつりしたプレゼンあり、野獣のがっつりしたプレゼンあり、もおー無茶するわー、ふたりともー(笑)、といったところへ、ご参加の皆様からの質問・コメント・ツッコミもたくさんいただいて(詳細は上記の記録を参照)、ほくほくした中で会を終えました。
 いただいたコメントや質問、特に発表者のおふたりからのがっつりしたそれには、その場で必ずしも満足に答えられなかったりしてたので、これもまた追々、当ブログでご紹介していくつもりです、もちろん。

 ただ、ひとつすごくうれしかったことがあるとするならそれは、ふたりの読み方はまったくちがっていたし、本書に過度に影響されたというわけでもまったくなかった。美女の人は美女の人の視点・考え・人となりそのままに本書を読書してくださっていて、かつ、野獣の人は野獣の人の視点・考え・人となりそのままにまた本書を読書してくださっていた。つまり、本書が何かしらを押しつけがましく、特定の読み方しか許可しないかのように、我を張ったようにして読者のもとに届いたわけではない。読んでくださる方がご自分の視点・考え・人となりを崩さないままに、その体内にするりと溶け込むようにして届いたんだな、ということ。そのことが一番うれしかったと思います。
 それは、言ってみれば”強さ”や”影響力”のようなものに欠けるということなのかもしれないけども。でもまあ、それでもいいじゃない。するりと届いてくれるほうがいいじゃない。
 人によって、その人なりのいろんな読み方、とらえ方ができて、その人たちそれぞれの手持ちカード、それぞれの守備範囲、特別じゃない日常、多種多様な専門分野、どこにもかしこにもするりと溶け込んで、その中に「海外の日本研究・日本図書館」という成分が自然と届いて効いていく。としたら、なにこれすげえ理想的なんじゃないの。なにこのバファリン(笑)。
 って、思いました。
 
 それとほぼ同じ理由で、自分では思いもしなかったトピックでのアウトプットやディスカッションへと派生していってます。
 国民国家・ナショナリズム・図書館 - みちくさのみち  http://d.hatena.ne.jp/negadaikon/20120625/1340638485
 図書館と民主主義とかなんとか……(仮) - Togetter  http://togetter.com/li/327702
 すごいなあって。こんな、書いた本人がぜんぜん考えてもなかったようなものを産み出せるような、度量というかふところを持った本になれたんだって。それもまたすごいうれしいです。

 不満ですか。ありますよ。
 ぜんっっぜん叩かれ足りてない、ってことですよ(笑)。

 ともあれ、ご来場なさった方、Twitter読んでくださった方、呑み会からでもおいでくださった方。ありがとうございました。
 お世話になった事務局&鍵屋荘関係のみなさん、わたしの随喜の涙を受けとってください。


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〈イベント報告〉「読まなくてもわかる『本棚の中のニッポン』」@ku-librarians #kul149

 
 去る6/22、京大図書系勉強会・ku-librariansの第149回として、登壇&プレゼンさせていただきました。

●ku-librariansのwebサイト
 http://kulibrarians.g.hatena.ne.jp/kulibrarians/20120622/1337786646
●当日中継のTogetter
 http://togetter.com/li/327663
●事前質問のTogetter
 http://togetter.com/li/321022
●感想ブログ
 (2012.6.22)第149回ku-librarians勉強会 : 読まなくてもわかる『本棚の中のニッポン』 - システム担当ライブラリアンの日記  http://blog.goo.ne.jp/kuboyan_at_pitt/e/f6dafcf63116036acccd47d5282c7f44?fm=rss

 当日は、わたしのほうからのプレゼントして、本書の説明、海外の日本図書館の概説(ホワイトボード漫談)、各章概説(読まなくてもわかる)、これだけ覚えて帰ってほしいメッセージ、さらにおまけとして「読書ナビ」、というような感じでお話しさせていただきました。今回のお客層にあわせて、「大学図書館での実務上で関係しそうな話題」「業務経験がまだそれほど長くない年若の人らが、今後どんなことをどんなふうに勉強していったらいいかのヒントになりそうな話題」に力点を置いてしゃべる感じになりました。その様子はUstream配信もされてました。アーカイブはされてませんが、まあ、あといくつか似たようなプレゼンやるので、ごらんになりたい方はぜひ足をお運びください。

 ”ホーム”である勉強会で、勉強したい気概のある後輩のみなさんに向けて、お話しする機会が得られたこと、すごくすごくうれしかったです。ついうれしくて、パワポの作り方もちょっとがっつりめというか、うざめでした(笑)。
 
 後半は、通例だと質疑応答なんでしょうが、前々から「質疑応答は設計ミスってないか」(http://egamiday3.seesaa.net/article/276881842.html)という疑念があったりしたので、「コミュニケーション・シート」を配って「ディスカッション」につなげる、ということができないかとやってみたのですが、結果として、まあラジオ・パーソナリティというか、なんというか、「egamidayの『本棚の中の・オールナイト・ニッポン』」状態になってしまったこと、ちょっと反省しています。まああれだ、ふつおた(註:普通のお便り)が一番おもろいですよね、ラジオって(笑)。

 いただいたコメントと質問は、追々、当ブログでご紹介していくつもりです。
 そうやって、更新ネタを蓄えて、息長くブログを更新していくことで、本書も息長く買われていく感じになってくれたらなあって・・・。

 ご来場なさった方、Ustきいてくださった方、事前質問くださった方、どうもありがとうございました。
 お世話になったkuの実働部隊のみなさん、わたしの感謝の涙を受けとってください。


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2012年06月25日

〈正誤情報〉(誤植)

〈正誤情報〉

229頁1-2行目

×「ユーザの求める分野の幅広さについては、海外のどの日本研究・(ここで改行)研究の図書館でも悩みの多い問題だと思います。」

○「ユーザの求める分野の幅広さについては、海外のどの日本研究・東アジア研究の図書館でも悩みの多い問題だと思います。」

ラベル:正誤情報
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2012年06月24日

〈イベント情報〉6/24(日) 第13回関西文脈の会 #関西文脈13


 関西文脈の会にて、本書『本棚の中のニッポン』の合評会をしてくださいます。

第13回 関西文脈の会
『本棚の中のニッポン』合評会
日時: 2012.6.24(日) 14:00-
場所: 京都某所
URL: http://toshokanshi-w.blogspot.jp/2012/05/13.html
ハッシュタグ: #関西文脈13

発表者:
近大姫路大学 岡部晋典氏
京都大学附属図書館 梶谷春佳氏

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2012年06月19日

〈イベント情報〉6/22(金)「読まなくてもわかる『本棚の中のニッポン』」@ku-librarians #kul149


 京都大学図書系職員勉強会(ku-librarians)にて、お話しさせていただきます。

「読まなくてもわかる『本棚の中のニッポン』」
(第149回 京都大学図書系職員勉強会)
日時: 2012.6.22(金) 18:30-
場所: 京都大学附属図書館 3階 共同研究室5
URL: http://kulibrarians.g.hatena.ne.jp/kulibrarians/20120622/1337786646
ハッシュタグ: #kul149
・Twitter予定あり(@kulibrarians)
・江上プレゼン部分のみUstream予定あり(http://www.ustream.tv/channel/kulibrarians
・パワポ・資料の公開は未定

 まだ読んでない方にもわかりやすく、もう読まれた方にはさらにわかりやすく、本書を理解していただけるような話にできればと思っています。

 また、せっかくなのでわたしが一方的にしゃべるようなのではなく、みなさんからの疑問・質問・オブジェクションから発展してのわいわいとしたディスカッションができればいいな、って思うので、後半はそんな感じで進行していきます。

 疑問・質問は下記の宛先まで。
e-mail : ku.librarians@gmail.com
twitter : @kulibrarians (または @egamiday #kul149 #本棚の中のニッポン のいずれか)

 当日参加できない方からのご質問・ご感想もお気軽にどうぞ。
 早ければ当日より先にお答えします。
 例えば、こんな感じです。
 『本棚の中のニッポン』Q&A集 - Togetter
 http://togetter.com/li/321022

 京大勉強会はわたしにとっての”ホーム”でもありますし、本書自体、京大勉強会のみなさんを主要な読者層のひとつと想定して、何をどう伝えたらよいだろうかを考えながら書いたりしていました。
 当日お話しできるのを楽しみにしています。


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2012年06月17日

〈正誤情報〉(誤植)

〈正誤情報〉

49頁 最終行
50頁 1-2行目
 ×「講読」
 ○「購読」
ラベル:正誤情報
posted by jbsblog at 18:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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