2012年08月01日

〈feedback〉Y.Oさんからのfeedbackあれこれ

(指摘)
・優れた例・大規模図書館の例などばかりを紹介することで、通常規模・中小規模の図書館を萎縮させてしまわないだろうか。悩み・問題点の共有・可視化がうまくできていないのではないか。
・インストラクション、授業、ガイダンス等、それぞれの違いが不明。
・各大学で蔵書○万冊という数字について、いまいちイメージがつかめない。例えば国内の図書館などの参照が必要では。
・「ワンパーソン・ライブラリー」の説明がおかしい。(p83)
・Google Books Ngram Viewer について。おもしろいが危険。縦軸の%は誤差の範囲ではないか。
・歴史の概説での典拠・根拠がない。
・CJK専用キーボードなど、想像がつきにくいものには画像があるとよい。(江上註:参考文献には画像があったりします。)
・ILL件数の”輸出入”のバランスについて。海外・日本間のケースだけではなく、例えば海外・韓国間などの例と比較しないと。
・”クール・ジャパン”と図書館でのニーズとの間の経緯が書かれていないのではないか。

(感想)
・参考文献が豊富なので(教員として)学生に紹介しやすい。
・課題図書にできる価格設定でありがたい。
・ILLなど実務についての説明がわかりやすく、そのまま司書課程講義で読み上げても理解されるだろう。(江上註:そりゃそうです、実際に講義で言ってるようなことを書いたわけですからw)
・研究論文などにありがちな”過剰防衛”がない。(江上註:この評価は意外でした。むしろ逆に”言い訳ばかり”と言われるんじゃないかって思ってました。)
・地方史を海外で行なうことの難しさや、日本語がわからない人からの日本語資料へのニーズなど、言われてみれば確かにありえることだと思った。
・ライブラリアンのコミュニティについて、形成過程をもっと知りたい。日本の場合、小規模の勉強会は多くても、分散していたり大きな団体に収斂するような動きがない。
・海外からの日本研究の退潮傾向は、日本における学術研究そのものの衰退傾向と関係するか。
・デジタル化された日本語資料の発信が少ない、という話は、機関リポジトリやオープンアクセス運動への援護射撃となるのではないか。また、単にPDFなどのデジタル化に終わるのではなく、機械翻訳や英文抄録の電子化などの仕組みをそこに加えることによって、”登山口の整備”ができるのではないか。日本語抄録でも機械翻訳できるかたちにしておけばなんとかなるのでは。
・機関リポジトリやオープンアクセスの日本語コンテンツへの、海外からのアクセス状況について。
・ILLについて。確かにコレクションが潤沢でない図書館のほうが、(ILL等を駆使して)「うちはなんでも届ける」というところがある。
・日本製データベースがCD-ROMのかたちで提供されがちなのはなぜだろうか。
・あとがきはずるい。
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posted by jbsblog at 18:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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