2012年07月31日

〈イベント報告〉 京都図書館情報学学習会「海外からの利用を考える:『本棚の中のニッポン』から」 (2012.7.19) #学習会196


 去る7/19、京都府立医科大学附属図書館にて、京都図書館情報学学習会におじゃまして登壇させていただきました。
 
第196回 図書館情報学学習会
「海外からの利用を考える:『本棚の中のニッポン』から」
日時: 2012年7月19日(木) 18:30〜
場所: 京都府立医科大学附属図書館2階セミナールーム
URL: http://kyotolibrarian.web.fc2.com/index.html

●togetter「第196回図書館情報学学習会」
 http://togetter.com/li/341453

 今回は話の内容を”公共””公立”の図書館さんにできるだけ焦点をあてたかたちにしたことがひとつ。すなわち、広く広く援軍を求めたいんだよということと、自分には無関係と思っていてもどこにでも必ず海外からのリクエストは届き得るんだよ、それはこうこうこういう事情で、という感じの重点の置き方になりました。高校の校史資料を求める留学生の話をじっくりやった感じで。

 それからもうひとつ、ミニ・ワークショップというかたちで、簡単なお題の出題とそれぞれを発表していただく、ということを試みてみました。これはやっぱり楽しかった。人数にもよるけど、こういうことはもっとやったほうが楽しいし、理解を深めてもらえると思います。
 お題は、話がひろがるようにまあざっくりとした感じで、
 「自分の図書館・職場にある
  @ どんな資料が
  A どんな(海外の)ユーザから利用されるか
  B それを使う(使ってもらう)にはどうしたらよいか」
 というものでした。
 この問題を”自分に関係あること”として考えてもらうためのよすがというか。

 どんなご意見があったかの紹介は、できるなら、別途の記事で。

posted by jbsblog at 07:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月30日

〈イベント報告〉 ジュンク堂書店池袋本店トークセッション (2012.7.14) #ジュンク堂

 去る7/14、ジュンク堂書店の池袋本店さんにて、『書物の日米関係』の和田先生とともに”トークセッション”に登壇してきました。

ジュンク堂書店池袋本店トークセッション
和田敦彦×江上敏哲「国境を越えた知の流通 過去・現在・未来 ―海外の日本図書館から考える」
日時: 2012年7月14日(土) 19:30〜
場所: ジュンク堂書店池袋本店

●おなじみmin2flyさんの、めっちゃ詳しいレポート
 かたつむりは電子図書館の夢をみるか
 http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20120715/1342367501

●togetter「#本棚の中のニッポン #ジュンク堂 トークセッション(20120714・和田・江上)」
 http://togetter.com/li/338463

●動画
・Youtube http://www.youtube.com/watch?v=tMO5j3RgewA
・ジュンク堂書店ポッドキャスト http://junkudo.seesaa.net/article/282992542.html

●その他
・カレントアウェアネス・ポータル  http://current.ndl.go.jp/node/21475
・笠間書院
 http://kasamashoin.jp/2012/07/youtube_1.html

 当日はたくさんの方にお越しいただき、(しかも何人かの方は関西から!)、本当にありがとうございました。
 開始前に待機してた控え室は受付デスクのすぐ隣だったのですが、待機してると受付に来はった人の「○○です」「○○です」と名乗る声が逐一聞こえてきて、え、○○さんも来てる?○○さんも!?と、始終気が気ではなかったですよ。

 トークセッション自体は、和田先生のおかげでスムーズにことが運びました。あんなにも、何も考えずにゆるゆると自然に口からトークが出てくるとは思わなかった。事前にいろいろ考えたり悩んだりしたのは全部幻覚でした(笑)。
 また(あたしのわがままな無茶ぶりにもかかわらず)コメントをくださったみなさんのおかげで実りあるものになりました。ありがとうございます。
 めっちゃ久しぶりの人、めっちゃ遠くから来てくださった人、前々からお会いしたかった人、いろんな方にお会いできました。

 ただ、やっぱりすげえ緊張したし、しゃべりづらかった。しゃべりづらかったことの原因のひとつは、録画されててあとに残るから、なんとなく自由にフランクにはしゃべりづらいなあ、ともやもやしながらしゃべってたせいと、もうひとつは、マイクのコードが上の方からのびてきてたんだけど、わりときつきつで、しゃべってる間中ずっと右ひじを中途半端に持ち上げた状態でもやもやしながらしゃべってたせいです。
 ていうか、たぶんもうぜんぶそのコードのせいです。もうずっと、そっちのほうが気になってしょうがなかった・・・。

 そのあと、何人かで呑みに行きました。すんませんけど、それが一番楽しかった。もう集まることはないだろう取り合わせの顔ぶれなんだということがまるで信じられないくらいの、なごやかさとはしゃぎようだったような気がします。あっちの動画は残ってないのか(笑)。

 あることないこといらんこと言ったかもしれなくて、とてもではないですが、動画を見返す勇気がまだありません><

 でもあれですよ、すげえ楽しかったので、オファーをいただければいつでもどこへでもうかがいますよ!


posted by jbsblog at 20:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〈イベント情報〉 8/4(土) 大学図書館問題研究会全国大会@京都「『本棚の中のニッポン』で 伝えきれなかったいくつかのこと --日本資料と海外の大学・研究図書館--」

 
 大学図書館問題研究会の全国大会@京都で、研究発表のコマで、プレゼンさせていただきます。
 
大学図書館問題研究会全国大会@京都
「『本棚の中のニッポン』で 伝えきれなかったいくつかのこと
 --日本資料と海外の大学・研究図書館--」
日時: 2012年8月4日(土) 14:00ごろから
場所: コミュニティ嵯峨野
URL: https://sites.google.com/site/dtk2012kyoto/home/program

 約30分のプレゼンで、これまで余所でしゃべったのとはまたちがう話になります。
 全国大会の一環ですので、残念ながら参加費がかかってしまうのですが、後日でもお声がけいただければどこへなりとうかがいます。

 slideshareに一応プレゼンファイルをあげてみましたが、フォントが強制的に修正されるなどしてデザインががたがたに・・・><
 ↓
 http://www.slideshare.net/egamislide/dtk43-egami-20120804
 
posted by jbsblog at 12:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月09日

〈feedback〉異体字などの技術的な解決は?

Q.
 書誌・目録データベースの件で、漢字の異体字・表記の揺れや、独立したデータベースと本体との関係など、技術的に解決できることも多いのではないか?

A.
 もちろん解決できるでしょうし、実際そうしているところもあります。解決のための動きもあるようです。が、そのような「東アジア特有」の問題や部局特有の問題を解決するためのコストを、日本ならどの大学でもためらいなくかけられるかもしれませんが、欧米だと、決して主流とは言えない分野にそこまでコストをかけられるかというと、そうもいかない。欧米その他どの国の、どの規模の大学でも、同様にそんなコストをかけられるわけでもない、優先順位が高いわけでもない。そこが難しいところだと思います。
 OPACでの単純な表示・検索だけでもそれなりに長い時間がかかったようですし、例えばいま多くの大学が採用している次世代OPACやディスカバリーサービスではまだCJKの検索等に難があり、従来のインタフェースのほうを推奨、というところもあるみたいです。(例:http://lib.harvard.edu/libraries/hollis.html
posted by jbsblog at 22:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月08日

〈イベント情報〉 7/19(木) 京都図書館情報学学習会「海外からの利用を考える:『本棚の中のニッポン』から」

 
 京都府の図書館情報学学習会で、お話しさせていただきます。
 
第196回 図書館情報学学習会
「海外からの利用を考える:『本棚の中のニッポン』から」
日時: 2012年7月19日(木) 18:30〜
場所: 京都府立医科大学附属図書館2階セミナールーム
URL: http://kyotolibrarian.web.fc2.com/index.html

 京大のとも大図研のとも違う話をします。たぶん。

posted by jbsblog at 11:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〈イベント情報〉7/14(土) ジュンク堂書店池袋本店トークセッション


 ジュンク堂書店池袋本店さんが催すトークセッションに、『書物の日米関係』の和田先生とともに登壇します。

ジュンク堂書店池袋本店トークセッション
和田敦彦×江上敏哲「国境を越えた知の流通 過去・現在・未来 ―海外の日本図書館から考える」
日時: 2012年7月14日(土) 19:30〜
場所: ジュンク堂書店池袋本店
URL: http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html#20120714ikebukuro_talk

※定員40名だそうです。予約について↓こちらをご確認ください。
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html
※おいでいただける方は @egamiday にtweetしていただけると、喜びます。

posted by jbsblog at 11:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月06日

〈feedback〉Q.日本研究をサポートする組織があるかどうかを調べるには

Q.
 海外の大学に出張などで行ったときに、そこに日本研究をサポートする組織があるかどうかを調べるにはどうしたらいい?(T・Kbさん)

A.
 本書”附録章”の「パスファインダー」をお使いください。そういったことを調べるためのレファレンスツールなどについていくつか説明しています。

 特別なツールを使わなくても、例えばその大学・図書館のwebサイトで「Oriental」「East Asia」などの言葉を使った学部・機構・部署がないかを調べてみるといいと思います。ただ、東洋・東アジアというようなくくりばかりでなはく、極東とか、アフリカ・イスラム・アジアというくくりだとか、「外国語・外国文学」とか「非西洋」とか「ラテン文字じゃない non-Latin」とか「地域研究 area study」とか「国際 international」とか「文明 civilization」とかいろんな言葉づかいがされるので、探すのしんどいちゃしんどいんですけど、しんどいっつっても数クリックしにいくだけだし、そういう部局があるところはたいてい英語ページちゃんとしてくれてたりするので、がんばればなんとかなると思います。

posted by jbsblog at 08:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月03日

〈feedback〉Q.事例紹介ではなぜその国・図書館を選んだ? マイナス面への言及は?

 勉強会やtwitterなどでいただいた〈feedback〉の中でも、質問にあたるものは、できる範囲で↓こんなふうに自分なりにお答えしてみようと思っています。

 いきなりですが、↓この話はこうやって書いちゃっていいものかどうかちょっと迷いますね・・・(笑)。

Q.
 第2章・事例紹介でとりあげられている図書館は、それぞれどのような理由で選んだ? 例えば、優れた例やうまくいっている例だけを紹介するのではなく、悩みや問題点は挙げられないか? (Y・Oさん)

A.
 選び方は、正直なところ、執筆時での調べやすさ、書きやすさといったものに左右されました。それは否定できません。
 まず、北米・ヨーロッパ・アジアから1国づつ、ということを決めて、日本研究がもっとも盛んで蔵書も多いアメリカからは2例くらいは詳細に紹介しよう、と考えました。アメリカの事例については、執筆時(2011年)にあらためて最新の状態を取材しに行く必要があったので、それまでまだ行ったことがなくて、前々から行きたかったところ、知人がいるところ、そしてできれば事情に差が出るよう、東海岸と西海岸でひとつづつ、規模も同程度ではないようなところを選びました。
 ヨーロッパでは、執筆の前年(2010年)にフランスの各図書館を訪問して報告論文を1本発表していたので、あらためて取材する必要がないということで、そのまま採用しました。また、アジアからどこか1例は必要と思っていたのですが、期限間近でほとんど時間がなかったので、あまり大きくなくて全体の概観がしやすく、その中でも1都市を訪問すれば取材できるくらいの規模のところで、しかも短期間(2泊3日程度)で旅行しやすく、文献を集めやすく、理解できなくてもある程度は読める、という意味で、繁体字の台湾を選びました。その中から、急いでメールを出してスムーズに返事をいただけたところに行った、というのが事情です。

 もちろん、取材の中で問題点やマイナス面についても少なからず知ることになりました。ただ、それをそのまま問題である、マイナスであるというふうに率直に書くことは、お世話になった相手のあることでもあり、なかなか難しいというのが正直なところです。それは本書の執筆に限ったことではなく、日常的なブログやtwitterやその他報告記事での言及の際も、また、かつてわたしがハーバード大学の長期滞在研修の際に報告のブログを書いていたときにも、常々感じている(いた)ことです。(参照:HVU大反省大会--と、日記には書いておこう。: HVUday http://hvuday.seesaa.net/article/106483691.html

 そして、どうしてもそれをそのまま率直に有り体に書かなければ、本書の目的はまっとうできないか、と言うと、それもまたちがうんじゃないかと思うんです。

 第2章の訪問先に限らず、いろいろなところでうかがった問題点やマイナス面については、固有名詞を出さず、こんなことをきいたこともありました、のような曖昧な書き方で紹介したりしています。それはもちろん正確さに欠ける出し方ですし、それによって失うものも何かしらあるでしょう。が、本書の目的から言えば、情報そのものよりも、その経緯や背景にあるもの、それぞれの立場の人びとの思いについて、読む方に理解し考えていただくことこそが重要だと思います。という考えから、曖昧なところがあるにもせよ、問題の所在やその周辺について理解できるような書き方、が、できてれば、いいなあ、と。
 もちろんわたし自身もそれがまったくおかしくないとは思いませんし、迷うところです。ただどっちにしろ、そう書いた責任はわたしにある、ということで。

posted by jbsblog at 22:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月01日

〈feedback〉「読まなくても・・・」@ku-librarians #kul149 でいただいた感想・コメント

 
 2012.6.22京大勉強会(ku-librarians)で、『本棚の中のニッポン』に対してお寄せいただいた感想・コメントのいくつかをご紹介します。


・海外の本がどのように日本に来るのかを考えたことはあったが、その逆の視点を持ったことはなく、視点の転換が新鮮だった。
・日本でも購入方法が限られている自治体や機関がある。大学もそのひとつだと思うので、大学も変わってほしい。(A・Sさん)
・自分が相手をする留学生利用者は日本語ができることが多い。それが当然と思わないようにしたい。(A・Sさん)
・これまで漠然としていた、海外からのILL申込者の求めているものが何かについて、参考になった。どんな点がハードルと認識されるか、意識していきたい。
・日本のe-resourceには、日本国内でもコンソーシアム契約不可のものがあり、根本的なものであるとあらためて実感した。
・日本のe-resourceの少なさは、ILL業務を通じて実感している。資料入手がより困難な海外に向けてのe-resourceなどによる情報発信の大切さを再認識した。
・本書後半以降の、日本の図書館と海外の図書館がいかにして連携していくか、ということがこの本で伝えたかったことではないかと思う。(Y・Iさん)
・参考文献の「解題」がすごくありがたい。


posted by jbsblog at 13:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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